住宅診断の診断ってどんなことを診断するの?
住宅診断の診断とは、はたしてどのようなことを項目として挙げているのでしょうか。日本ホームインスペクターズ協会がこと細かく定めた診断項目がありますので、こちらを参照してみます。
まず、おおまかに、外回りの状態、室内の状態、床下の状態、小屋裏・天井裏の状態、設備の状態と分かれます。これらを更に詳細に調べていく形となります。
外回りの状態
外回りの状態で診断する項目は、基礎、外壁仕上げ、屋根、軒裏、雨樋、外部金物等、バルコニー、外部階段、となっております。著しいひび割れ、欠損が無いか、水染みの跡がないか、鉄筋の露出がないか、剥がれなどがないか等を診断していくようです。
室内の状態
室内の状態で診断する項目は、壁、柱及び梁のうち屋内に面する部分、床、天井、階段、サッシ・ドア・シャッター・雨戸等が診断項目として挙がっております。割れ、剥がれがないか、サッシやドアの動作不良がないかなどを診断していくようです。
床下の状態
床下の状態の診断項目は、土台及び床組、基礎及び床下面、束、となってります。割れや腐りがないか、湿りがないかなどを診断していくようです。
小屋裏・天井裏の状態
小屋裏・天井裏の状態で診断する項目は、梁、桁、小屋組及び野地板、各階間の天井裏・下屋小屋裏となっております。割れやサビがないかなどを診断していくようです。
設備の状態
設備の状態で診断する項目は、給水設備、給湯設備、排水設備、換気設備、火災報知機、その他、となっております。主に設備に異常がないかどうかの診断を行うようです。
とても細かな診断で安心
いかがでしょうか。とても細かな診断項目となっておりますよね。これだけの診断をしてもらえれば安心です。やはり住宅診断を依頼するということは、どこかで安心できるからという意味合いを含めております。これだけの診断項目をあなたは一人で確認することができるでしょうか。とてもできないのではないでしょうか。何よりも、何を見れば良いのかが分からないのではないでしょうか。こういった住宅診断が一般化して、住宅を購入や売却をする際の判断材料として扱われるようになれば、欠陥住宅を購入してしまった、などのトラブルから回避されるようになるでしょう。または、とても手抜きの工事で問題になる業者というのが稀にいますが、そういった悪徳業者を締め出し、業界の健全化をはかれるでしょう。売り手にも買い手にもメリットが大きいですよね。