公認されているホームインスペクターっているの?
ホームインスペクションという考え方はまだまだ日本では普及していなくて、公正な立場からの住宅診断が実施されていないのが現状です。リフォームの業者が営業の売り文句として住宅診断をします、というのがほとんどですからね。ではいざ、公正な立場でのホームインスペクションをしてもらおうとしたときに、一体どこにホームインスペクションを依頼すればいいのでしょうか。
実は、公認ホームインスペクターという資格が存在するのです。民間資格でまだまだ世間に浸透していませんが、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会というところが発行している資格です。
公認ホームインスペクターを利用するには
どうせ住宅診断をしてもらうのであれば、公認ホームインスペクターにしてもらいたいものですが、では、公認ホームインスペクターを利用するにはどのようにすればいいのでしょうか。
まずは、公認ホームインスペクターを探してみましょう。日本ホームインスペクターズ協会のホームページから、自分の住んでいる地域に対応できる公認ホームインスペクターを検索することができます。そこには、その人がどのような資格を持っているのかなどが事細かに記載されていますので、この人ならば信頼できると思ったら、ぜひ電話をしてみましょう。利用料金などは会社、人によって個人差があるようですので、よく相談をしてみることをおススメします。
公認ホームインスペクターになるには
では、公認ホームインスペクターになるにはどうすればよいのでしょうか。これは、公認ホームインスペクター資格試験を受験する必要があります。資格試験を受験して、合格すれば、公認ホームインスペクターを名乗ることができます。試験は4択で全50問あり、時間は90分で実施されるようです。毎年実施されているようですから、興味のある方は受験してみてはいかがでしょうか。
どんな人が公認ホームインスペクターとなるのか
さて、なかなか公認ホームインスペクターを受験しようとは思わないですよね。今公認ホームインスペクターとして活躍されている方は、何をきっかけとして公認ホームインスペクターとなったのでしょうか。
やはり多いのが、不動産の売買をされている方や、建築士などですね。仕事柄、住宅診断ができた方がよいという方が受験することが多いみたいです。そうですよね、不動産業に従事されている方であれば、自分が扱っている物件の実際を知りたいと思うのは当たり前でしょうし、やはり自分の仕事柄必要な方が取得するというのはうなずけますね。